大場美鈴・著 汐見稔幸・監修(ポプラ社・2016.1.刊)
子育ては「コツ」と「工夫」でラクになる! 楽々かあさんの子育てアイデア満載!
キレイゴトではない、現実の子育てに向き合うお母さんならではの、超・具体的&実践的なノウハウを惜しみなく掲載!
子どもに伝わる。育児が楽しくなる。気持ちが楽になる。
・・・そんな本を全力で書きました(^-^)
私の育児がうまくいかなかった頃のことを書いた、冒頭の文章の一部をご紹介します(p19-25より)。
フツーの子育てがうまくいかない!? ・・・「怒るしか思いつかなかった」私
長男が幼稚園の頃、私は他のお母さん達と同じように、子どもがなにかできたらほめ、ワガママを言えば諭し、いけないことをしたら叱って子育てをしていました。ところが、うちの子ときたら、不器用で、あわてんぼうで、失敗ばかりだったので、「できたらほめよう!」と思っていても、全然ほめるチャンスがやってこないのです。ワガママばかりでテコでも動かず、いくら根気よく優しく諭してみても、「イヤだ!」の一点張り。いけないこと、危ないことを注意しても、何度でもまた同じことをやらかすのです。「フツーの子育て」の手が全く通じなかった私には、残る手段は「怒る」しか思いつきませんでした。とりあえず鬼の形相で怒鳴れば、動きを止めてくれます。ゲンコツをくれれば泣き止みます。ムリヤリ抱きかかえれば、家に帰れます。身支度、登校、公園遊び、食事、兄弟げんか……と、子どもが何かをするたびに、一日中怒ってばかりいました。当時を思い返すと、今でも胸が痛みますが、それでも毎日歯を食いしばって、弟、妹の世話もしながら必死で子育てしていました。そうしているうちに、長男も成長すれば少しは落ち着くだろうと思っていたのです。ところが、小学校に入学し、長男は落ち着くどころか、余計に問題行動が増えてしまいました。ランドセルの中身はからっぽ、登下校ではケンカばかり、漢字書き取りは投げ出す、クラスのゲームに参加できず教室を飛び出してしまう……担任の先生からは毎日のように電話がかかってきました。長男のことにかかりきりの日々で、次男には無気力な様子がみられ、赤ちゃんの長女も最低限のお世話で精一杯。一生懸命やっているつもりなのに、「なんで私だけ、こんなにうまくいかないんだろう」と、いつも思っていました。そんな時、パパが「おれの小さい頃もこんなだったかも?」と見せてきた、たまたま仕事の関係で読んでいた本。そこには、まさにうちの長男のことが書いてありました。このとき「発達障害」という言葉を初めて知り、私は、なぜ「フツーの育児」でうまくいかなかったのか、ようやくうちの子の謎が解けて、モヤモヤとした霧が晴れて行く想いがしました。
(中略)
私は、療育や教育、コーチングや心理学などの専門家ではありません。あるのは、長男が生まれた瞬間に強制発行された「親の資格永久ライセンス」と運転免許証だけです。でも「うちの子」のことは、世界中の誰よりもよく見てきました。きっと、あなたのお子さんのことは、あなたが世界一よく見てきたことでしょう。私は、全てのお母さんが「うちの子専門家」「うちの子の子育てのプロフェッショナル」だと思っています。当然私も新米の頃はお手上げで、毎日子どもに振り回され、ヨレヨレのグダグダ。子どもと何かをするたびに怒ってばかりで疲れきっていました。でも、「うちの子の取り扱いのコツ」が分かってからは、子育てが随分楽に、そして楽しくなりました。実は「言っても言っても分からない子」に、分かるように伝わる方法はいっぱいあるんです。この本が、同業者の皆さんのお役に立ちましたら幸いです。
大場美鈴(楽々かあさん)
目次よりアイデア例の紹介 →amazonで全目次の画像を公開しています
巻頭カラーページ 毎日ラクラク笑顔になる楽々かあさん流お助けツール
1章 接し方の基本編
1 子どもを怒り過ぎてしまう→「手段」として怒るのを変換する
7 あれもこれもできない!→課題はひとつひとつ取り組む
7 あれもこれもできない!→課題はひとつひとつ取り組む
9 指示・命令・禁止を聞かない!→「声かけ変換」で伝わる!
2章 伝わる方法の基本編
17 一日中小言を言っている気がする→「紙に書く」で聞く耳が持てる!
17 一日中小言を言っている気がする→「紙に書く」で聞く耳が持てる!
20 日常生活でつまずきが多い→「ポイント手帳」で頑張れる!
22 ほめているのに自信がつかない→「できた日記」で自信がつく!
3章 家の中の工夫編
23 支度が遅い→朝の修羅場は「したくカード」で
27 食事中にこぼす&汚す→「OKカード」で対処を伝える
34 片付けられない!→片付けられない子は発想力豊か
34 片付けられない!→片付けられない子は発想力豊か
4章 おでかけの工夫編
45 病院で騒いでしまう→病院・歯医者選びのポイント
45 病院で騒いでしまう→病院・歯医者選びのポイント
47 ホテルに着いた途端「帰りたい」→「しおり」を作って安心させる
48 人ごみできょろきょろする→「父ちゃんの背中を見て歩くよ」
5章 学校・園生活の工夫
50 登校・登園を嫌がる→行って帰ってくるだけで100点
55 ザワザワ音や大きな音が苦手→「イヤーマフ」をお願いしてみる
60 運動会やゲームに参加できない→「自分用プログラム」で安心させる
6章 学習サポート編
68 宿題七つ道具2 読む・書く、が苦手→「ルーペ」と「コピー機」で拡大
82 学校としっかり連携したい→「サポートブック」を作って渡す
86 登校しぶり対策レベル1→ごほうび設定で乗り切る
7章 育児を頑張り過ぎている時の対処法編
90 子どもにイライラしちゃう→イライラは頑張り過ぎている証拠
98 それでも怒ってしまう→完璧な親はいません
97 小さなことでイラッとする→自分に「タイムアウト」する
など、108の具体的なアイデア・ノウハウを収録。
★日常生活の中の具体的な声かけも多数掲載!学校との連携方法も実例で分かる!
紹介記事・ブログ
・リタリコ発達ナビ紹介記事(全4回連載)
・NPO法人ぷるすあるは・臨床心理士おがてぃさんのブログ
・クエストスクール代表・荒川泰之さんのブログ
「ラクラク子育て」は子育てに困った親御さんが最初に手に取る本としてオススメ」
・親子心理学のプロ・岡田多愛子さんのブログ
「どんな子供にも使える方法満載!」
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お求めは、街の本屋さんの店頭と各ネット書店より
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読者様よりのお声
本をお読み下さった読者の皆様より、嬉しいお声を多数頂いております
苦手なことがあっても、◯◯すれば大丈夫!できるよ!ってポジティブに思える一冊です
返信削除(40代・小5、小2男の子のママ)
発達障害のない子どもたちにとっても、楽しく取り組めることが沢山書いてあります
返信削除(50代・カウンセラー、三児の母)
今までこんなに具体的なツールが載ってアドバイスもいいと思える本はありませんでした
返信削除(50代・元小学校教師、二児の母)
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返信削除『大丈夫、お母さんが世界で一番、子供のことわかってるよ』って言ってもらえた気がして、本を抱えて大泣きしてしまいました
返信削除(40代・小2男の子のママ)
自分自身のメンタルも楽になりました。声かけ変換表を使ってみたら効果があって驚きました
返信削除(30代・小2男の子のママ)